開発者本人は国産のセダンやBMWのワゴンやフォルクスワーゲンのSUVなど、後部座席のリクライニング機能がないような自動車が欲しいと思っていましたが、家族のためにリクライニング機能のあるミニバンや国産SUVなどを選択していました。
子供がチャイルドシートの必要のない年齢になった頃、自分の希望の車種を購入し、リクライニングしないその車の「後部座席」をリクライニングさせ、子供や母親にも居心地の良い空間にできればと考えました。
そこで、「既存の自動車用のクッション」や「ただの三角形のクッション」を試してみましたが、安定して利用できるような商品はありませんでした。
だから、自分で開発することを試みました。
多くの車種のリアシートにマッチするように、ターゲットとなる車種を中心に50種以上の自動車の後部座席の寸法をはかり、試作品を作ったうえでマッチングを確かめていきました。
また、座面を狭くしすぎず、傾斜をつけるための
最適な「厚さ」と「角度」を検証しました。
多数の試作品を作り、製品化し、意匠登録申請をしました。